かわらない
どんなにあなたからの色が薄まろうとも
想うことも 慕うことも そのままであり続ける
どんなかたちでもいい あなたにまた逢えるのなら
その時のために 泣く準備はできている
カテゴリー: 言葉の亡骸
夏鬱
真夏の太陽に炙られた風が傍を通り過ぎた
僕の覚悟を確かめるようにゆっくりと
産まれた時から最後尾の僕に無言の期待が迫り来る
今は情熱に燃えるこの使命感の死骸に思いを馳せる
川の隅に溜まった泡が弾けて消えた
救いを乞うことなく潔く弾けて消えた
夢を抱くことに求められ 道を築くことを急かされ
この泡のように焦りだけが溜まり
いつかは弾けて消えてしまうのかな
あの夏風のように
いつか情熱を失って通り過ぎるのかな
あの川の泡のように
いつかは弾けて消えてしまうのかな
その方が幸せなのかな