僕の話。

これは僕の話。
誰でもない。僕のこと。知って欲しい3つのこと。

僕はいつだって孤独だ。
どうしようもなく空腹で貪欲で何より浅ましい。
屹度お医者にかかっても治らない。
愛する人ができても救われない。
次から次へと穴ができ、塞ぐだけの人生だ。

僕はいつだって不在だ。
自分の意志では物事を決められない愚かな人間だ。
世界に受け入れて欲しいと願うばかりに自分を偽り続けた代償。
自我の確率。僕は落ち零れた。
自分らしさを持つ君等が羨ましく、疎ましい。

僕はいつだって消えたいと願っている。
三月の雪のような小汚い存在で、必ず跡形もなく消えることを信じてる。
誰の記憶に残らず、何にも成れず。
名もない山の名もない小川の音を聴きながら、腐る身体を動物に与え、骨は苔むし、土に還る。

3つの僕と3つの理想。
それが僕の話。

投稿者:

三本不明

不安でどうしようもない、頭が冴えすぎて寝られない夜に吐き捨てる完全無欠の文字列ブログ