登っているか降りているかわからない
だだ後ろから急かすあれやこれやのせいで
同じところぐるぐる回っている
無駄に歳を重ね肉だけが勝手に成長するくせに
なんでこうも思考は成長しない
苦悩も不幸もまだ足りないのか
自傷行為の捗る脳は今は薬で眠っているけど
代償として現実がまるでペーパーブック
生きている実感が欲しいと願えば
自暴自棄な感情で
平穏に生きたいと願えば
固執していた拘りもただのゴミ
成績も階級も年収も年齢も身長も
目に見えるものも見えないものも
上と下があるから認識はできるけど
自分には刺激的だな
嘘を吐いてまで登り詰めたいこともないけど
謙遜し過ぎて舐められるのも癪だな
と、考えたところで面倒くさい自己嫌悪
あるがままで生きれない世の中では
その日毎にその場面毎に自分を上げ下げの反復運動
たまに踏み外して怪我をするんだよ
結局その場から進んでないことに気付き堂々巡り
全く成長しない階段を何往復すれば
この人生ってやつは終わるのだろう